映画『パーマネント野ばら』のあらすじ・ネタバレまとめ

▼この記事はこんな内容が書かれています。
1.映画『パーマネント野ばら』の詳細なあらすじ・ネタバレ結末
2.映画『パーマネント野ばら』の登場人物・キャスト紹介
たかりょー
こんにちは、シネコンスタッフ歴5年・年間100作以上映画をみている、ちょ〜映画好きのたかりょーです。

『パーマネント野ばら』は2010年に公開されたヒューマンラブ映画です。

大人の女性の恋愛を悲喜交交描いています。

監督は『桐島、部活やめるってよ』や『紙の月』の吉田大八さん。

目次

『パーマネント野ばら』の簡単あらすじ

離婚して、娘と共に故郷の漁港に帰ってきたナオコ。

母まさこが営む町の小さな美容室「パーマネント野ばら」。

幼馴染のミッちゃん、トモちゃん、近所のおばちゃん、母親のまさ子も男に泣かされてばかり。

ナオコも高校時代の化学教師 カシマと付き合いますが、何処か満たされません。

それでも、彼女達の面白くてちょっぴり悲しい毎日は続いてゆくのでした。

『パーマネント野ばら』の主要キャラクター

たかりょー
あらすじの詳細を見る前に、パーマネント野ばらの主要キャラクターを紹介していきます!

ナオコ(演:菅野美穂)

「パーマネント野ばら」の看板娘。結婚していたが、娘のモモと共に出戻って来た。母 まさ子や幼馴染のミッちゃん、トモちゃんの壮絶な毎日に巻き込まれながらもホンワカ眺めている。
高校時代に化学を教えてくれた教師 カシマとたまにデートしている。

ミツエ/ミッちゃん(演:小池栄子)

ナオコの幼馴染で、フィリピンパブの経営者。豪快で派手好きな性格だが、男が側にいないと耐えられない弱さも持っている。店の女の子に片っ端から手を出す夫 ヒサシと、木製の電柱を切り倒す癖がある認知症の父親に手を焼いている。

トモコ/トモちゃん(演:池脇千鶴)

ナオコの幼馴染。酒乱の父親のせいで子供の頃から貧乏で、大人になっても男運が悪い。そのせいかいつもニコニコしている。(作品中で「水子は二人」と言っているので、少なくとも2回の中絶経験があると思われる)
夫 ユウジはギャンブルのめり込んだ末に失踪。(後に山中で野垂れ死にしているのを発見される)

カシマ(演:江口洋介)

高校の化学教師。かつては生徒だったナオコと付き合っている。
口調は素っ気ないが、ナオコを大事に思っている。いつもナオコの話を黙って聞いてくれ、彼女の心の支えになっている。ナオコの前では飾らない自分を出して大胆になる事もある

まさ子(演:夏木マリ 若い頃:霧島れいか)

ナオコの母親。「パーマネント野ばら」をナオコと切り盛りしている。昔から男出入りが激しく、サバサバした性格だが、出て行った夫 カズオの事となると途端に機嫌が悪くなる。

カズオ(演:宇崎竜童)

ナオコの義理の父。まさ子との生活を捨て、近所の農家のおばちゃんと同棲している。(後に「正式に結婚する」とナオコに言っている)。血のつながらない娘 ナオコと、孫のモモを心底可愛がっている。

『パーマネント野ばら』の詳細あらすじ

あらすじ・ネタバレ1【出戻りのナオコ】

ナオコは離婚し、娘のモモを連れて実家に帰ってきていました。

ナオコの実家は美容室「パーマネント野ばら」で、母のまさ子が経営しています。そこは近所のおばさん達が集まる集会場でもあり、彼女達の男関係を中心とした赤裸々な会話が飛び交う場所でした。

ナオコは店や家事を手伝い、モモの世話をする傍らで、高校時代に化学を教えてもらった恩師・カシマとも付き合い始めていました。

ナオコの父親であるカズオ(まさ子の再婚相手で血の繋がりはないらしい。通称「おいちゃん」)は近所に住む農家で、まさ子より年上のおばちゃんの家に転がり込んで帰ってきません。

まさ子はその事を近所のおばちゃん達にからかわれて機嫌が悪くなっていました。

八つ当たりを恐れたナオコはカズオの所に行き、帰って来るように頼みますが
「男の人生は午前2時のスナックと一緒や。次は今より絶対にロクでもないと分かっていても、ここで俺と言う男を終わらす訳にはいかん」と言い訳され、茄子をお土産に帰らされてしまっていました。

あらすじ・ネタバレ2【フィリピンパブのママ ミッちゃん】

ある日の朝、ナオコとモモが漁港で魚を分けてもらっていると、ナオコの幼馴染 ミツエ(みっちゃん)がやって来ました。ミツエの経営するフィリピンパブの経営が順調だと聞き「ええねぇ~」と言った途端、ミツエは泣き出しました。

聞けば、夫のヒサシが店の女を

「フィリピンで店一緒にやろう。そして、俺の子を産んでくれや」

と口説いて一緒に出て行ったというのです。

「愛があるんやないやろうか。じゃなければ、こんな話で夢中になる?」

と「パーマネント 野ばら」で髪をセットしてもらいながら泣き叫ぶミツエ。近所のおばちゃんに放っておけば良いと言われても「何で行かせんといかんの!ウチの旦那や」と聞く耳持ちません。

そして、クルクルパーマが思い通りに仕上がって気合が入ったミツエは

「ヒサシと話を付けてくる!」

と意気揚々と店を出て行きました。

そして、その日の夜中、血だらけになったミツエが店に転がり込んできました。

近所のラブホテルでヒサシと浮気相手を見つけたミツエは、頭に血が上って浮気相手を車で追いかけまわし、はずみでヒサシを撥ね飛ばしてしまいます。そして、それに動揺したミツエも電柱に激突し、大怪我を負ってしまったのです。

後日、ナオコが見舞いに行くと、ミツエから車いすを押して別の病室に連れて行くように頼まれます。

そこにはミツエより重傷のヒサシが寝かされていました。

その時、ヒサシが何か言おうとしたのでマスクを取ってやると

「お前…そんなにまでして俺といたいんか?愛しとるんか?・・・俺は幸せな男や・・・」

と息も絶え絶えに呟き、ミツエが目に涙を溜めた瞬間

「・・・とでも言うと思ったか、ボケ!亭主を車で轢きさらして。いっぺん、お前が死ね!」

と態度が一変して叫びました。ミツエは

「やっぱりアンタは、轢かれてちょうどええ男や!」

と叫んで、ヒサシをベッドから蹴り落とし、更に殴ろうとして医師や看護師達に止められていました。

それでも、数時間後

「どんな恋でもないよりマシや。好きな男がおらんようになるなんて、私は我慢できん」
「・・・誰にも我慢できんよ」

とミツエとナオコは病院の屋上で語り合っていたのでした。

ミツエが退院して数日後、朝になって店の女の子達が帰ったところでヒサシが訪ねてきました。

既に、二人は離婚することが決まっていました。

松葉づえをついたヒサシは、ミツエがくれた万札数枚を受け取ると「ほなネ」とだけ言ってどこかに去って行きました。

あらすじ・ネタバレ3【貧相な女 トモちゃん】

小学生の頃、ナオコ、ミツエ、父親が酒乱な為に抜きんでて家が貧乏なトモコ(トモちゃん)はいつも一緒に遊んでいました。

ある日、ナオコが新しい父親に買ってもらった自転車に乗りたいとミツエとトモコが喧嘩になり、その隙に誰も乗っていない自転車が坂道を下って行ってしまいました。

そして、ぼんやりと眺めていたナオコの目の前で、自転車は横道から出てきたトラック(運転していたのはミツエの父親)に撥ね飛ばされ、ガードレールを越えて海に落ちてしまいました。

呆然とするナオコの横で

「ナオちゃん、ごめん」

と、トモコは泣き続けていました。

そして現在

大人になったトモコが久しぶりにナオコを訪ねてきました。

15年飼い続けた猫 ポンタが死んでしまったので埋めるのを手伝って欲しいと頼まれたのです。

ポンタは、トモコが19の時に付き合った男にとばっちりでケガをさせられた事がありました。

一方トモコは、歴代の彼氏に殴られつづけ、やっと殴らない男 ユウジと結婚したと思ったら、ユウジはパチスロから闇レートの麻雀までギャンブルにハマってしまい、行方不明になってしまっていました。

「トモちゃんの男運の悪さもあの世に持って行ってあげてね」

とポンタを見送ったナオコは、トモコに

「ナオちゃんは幸せ?」

と聞かれて

「こんなもんやないかな」

と答えますが

「また、おらんようにならん?結婚して、この街から出て行ったりしない?」

と聞かれて苦笑するしかありませんでした。

あらすじ・ネタバレ4【ゴーイング・マイ・ウェイなそれぞれの人生】

ある夜、フィリピンパブでミツエの離婚パーティが開かれていました。

「流した涙の数だけ、人は大きくなれる」

と言われたミツエは

「そしたらウチは身長300mの巨人や~」

と笑っていましたが、常連客達が

「ママに元気になってほしい」

と、次々とボトルをいれたりデートに誘ってくれたりする事に感動して涙ぐんでしまします。

それでも「泣いたら金が逃げてゆきます!」と気を取り直してカラオケで歌おうとした矢先、停電になってしまいます。ミツエの店だけでなく、辺り一帯は真っ暗になっていました。

そこへ、ナオコが駆け込んできました。

「ミッちゃんのお父ちゃんが電柱を切り倒してるよ!」

「またか、あのボケオヤジ!」

ナオコたちが駆けつけると、ミツエの父親はチェンソーで電鋳を切り倒している所でした。

昔、ミツエ達が幼かった頃、金がなくてお腹を空かせた家族を見兼ねた父親が、電柱を切り倒して木と電線を売り飛ばして食料を調達してきた事があったのです。

そして今、すっかりボケてしまったミツエの父親は、時々その頃に戻ってしまうのです。

父親の注意を好物に向ける為と、気分直しを兼ねてナオコとミツエは焼き肉屋にやって来ました。

「お母ちゃんが『お父ちゃんは命懸けで家族を守ってた』って、いつも言ってた」

「ホンマ、ミッちゃんのお母さんはいつもニコニコ笑ってた。大人になったら、あんなふうになりたいと思ってた」

「なろうと思ってなれるもんやないね」

「・・・ところでナオコ、時々別れた旦那がフッと戻ってくるような気がする時ってない?」「・・・ないよ」

ナオコは複雑な表情で首を振るだけでした。

ある日、まさ子とナオコは山奥にあるボロ小屋に向かっていました。そこに住む老婆とその亭主の髪を切る為、時々まさ子が出向いていたのです。

ボザボサだった老婆の髪を切っている間、まさ子は世間話がわりに、これまでボロ小屋にいた男の事を聞いてみました

「5年前に、ここら辺におった男の人はどうしました?」

「死んだ・・・」

「一昨年ぐらいに見かけた人はどうなりました?」

「死んだ・・・」

「こりゃぁ、一人ぐらい殺して埋めてそうやな・・・」

まさ子は呆れながらも、自分の好きな物と好きな男に囲まれて生きる毎日を送っている事が羨ましがり

「私もそうする積りやったけれど、当てが外れたんよ」

そう言って自分の人生を嘆きました。

その帰り道、ナオコは山中で人が隠れ住んでいる形跡を見つけます。その直後、二人の前にボロボロの服を着て髭も髪も伸び放題の男が現れました。

「・・・ユウジさん?」

その途端、男は逃げ出しましたが、転んですぐに追いつかれてしまいます
ナオコの言った通り、男はトモコの亭主 ユウジでした。

「ともちゃん、心配してましたよ。ちゃんと食べてます?」

ナオコがそう聞いてもユウジはどこか上の空で、おもむろに袋を差し出し

「これを金に換えて、トモコに渡してください・・・」

と言うと、また山奥に姿を消してしまいました。

袋の中身はスロットのメダルでした。

再び義理の父 カズオの所を訪れたナオコは、カズオが正式に農家のおばちゃんと籍を入れようと考えている事を知ります。更に、カズオからその旨をまさ子に伝えておいて欲しいと頼まれて呆れてしまいます。

おばちゃんは

「長年パンチパーマをあててくれていた野ばらさんには申し訳ないけれど・・・」

と言った後で

「なおちゃんは、再婚せんの?」

と聞いてきました。

「予定はないです。母にもよく聞かれますけど。私はいかんもので・・・」

「ナオちゃんは、ようやってる。いかんこと無いよ」

途端にカズオは機嫌が悪くなってしまい、離婚と結婚の話はそこでうやむやになってしまいました。

案の定、まさ子は

「もう少し苦しんでもらわんと」

と離婚には素直に応じません。

その一方で、近所のおばさん(キミちゃん)に新しい男が出来たと盛り上がっていました。

いつもはすぐにラブホテルに男を連れ込むキミちゃんが、今回は全く手を出そうとしないと聞いて仲のいい他のおばちゃん達は不思議がっていました。

「ただね、その日以来眠れなくなって、食欲もなくなって、電気毛布を強にして寝てしまった時みたいにドキドキし通しや」

と聞いて、まさ子はしみじみとした顔で

「それは、恋や」

と呟きました。

しかし、次のデートの最後にキミちゃんは嫌がる男を強引にホテルに連れ込んでしまいます。

一部始終を隠れて見ていたナオコが店に帰ると、まさ子がさっそく

「デート、どうやった?」

と聞いてきました。

「はたき込み」

と答えると、まさ子は「やっぱり」と笑っていました。

そんなある日、まさ子が町内の温泉一泊旅行に出かける事になりました。

ナオコはその日、モモを離婚した元夫に預け、カシマを旅行に誘います。

ダメ元の積りでしたが、カシマは意外にもOKしてくれます。

すっかり気を良くしたナオコは、先に一人で温泉旅館に向かいました。

やがて車でやってきたカシマと暫し部屋でイチャついていましたが、いつの間に

眠ってしまい、目を覚ますとカシマは姿を消していました。駐車場にあった筈の車も無くなっていました。

混乱しながらもナオコは家に戻り、数時間後にカシマに電話を掛けました。

「急に姿を消すから心配した・・・」

と言うと、耐え切れなくなって、しゃがみこんで泣き出してしまいました。

「アンタの事がよう分からんようになってきた。私と会ってない時、アンタは私の事を考えてくれてる?私はいつも考えてるよ。私、寂しい。何でこんなに寂しゅうて堪らんの?」

――気が付くと、ナオコは台所のテーブルに突っ伏して寝ており、目の前にはいつの間に帰っていたモモが立っていました。

あらすじ・ネタバレ5【ナオコの過去と秘密】

ある日、モモと一緒にお風呂に入っていたナオコは、肩の傷の事を聞かれます。
「・・・答えたくない」
と言うと、モモは
「知ってるよ。落ちたんでしょう?」
と呟きました。

ナオコが小学生の頃、まさ子が若い男と再婚する事になりました。

しかし、男はまさ子に子供がいると土壇場で聞いたらしく、引っ越し荷物を積んだトラックを運転しながらブツブツ言い訳を始めました。

「部屋は3人で住むには狭いかもしれん」

「くっついて寝たらいいよ」

「ナオコに小遣いもロクにやれんかもなぁ」

「やるどころか、小遣いせびる方でしょう」

「子供がおるって、もっと早くに知ってたら、心の準備も出来たのに・・・」
「あれ、言わんかった?――子供は可愛いよ~。親になれば分かる。その内、弟や妹も作って大家族になろう」

「俺、親になるんか・・・」

幸せそうに話すまさ子とは対照的に、男の顔はどんどん青ざめてゆきました。

ナオコは、そんなまさ子の顔をじっと眺めていましたが、突然ドアを開け、走っている最中のトラックから飛び降りてしまいました。

数日後、病院のベッドに寝かされたナオコの所にミツエやトモコが見舞いにきました。

「転校せんで良くなった。また一緒に遊ぼう」

とナオコが言うと二人は喜びましたが

「新しいお父ちゃんは?」

と聞かれてナオコは答える事が出来ませんでした。

二人が帰った後、硬い表情のまさ子に

「私がおればエエやろ?」

と言ってみましたが、まさ子は無言のままでした。

数日して、トモコが店にやって来ました。

「ユウジさん、山におったやろ」¥

ナオコが言うと、トモコは弱々しい声で呟きました。

「おった。でも、野垂れ死んどった・・・」

近所の人たちが集まって葬儀が行われた後、トモコとナオコはユウジの遺骨をもって山に登りました。

そこは見晴らしがよく、トモコがこれまでポンタやペットの金魚、海亀を埋めてきた場所でした。

場所を見つけてユウジの遺骨と、形見のスロットメダルを埋めた後、ナオコは意決して

「トモちゃん、私、カシマと付き合ってる」

と告白しました。ふと見ると、トモコは戸惑った表情を浮かべていました。

「・・・もしかして、前にも言った事あった?」

トモコは苦笑しながら頷きました。

「何べんも聞いたよ。ナオちゃんは忘れん坊やねぇ」

とトモコは笑ってくれましたが、ナオコはそれをすっかり忘れていると気付き動揺を隠せませんでした。

暫くして、ナオコはカシマと浜辺に立っていました。

たわいのない会話の後、突然カシマが

「一緒に暮らすか?アンタはほっといたら、どっかに行っちゃいそうだ」
と言い出します。

「・・・ウチ、アンタの事をいつトモちゃんに話したか思い出せないの」

そうつぶやいた時、突然に後ろからミツエに声を掛けられます。

振り向いたナオコの顔を見た途端、ミツエは状況を察して

「なんや、デート中か。邪魔してゴメン。お店で待ってる」

と立ち去りました。ナオコが

「ミッちゃん、ウチ、狂ってる?」

と問いかけると、振り向いて

「そんなん言ったら、この町の女は全員狂ってるよ。今まで世間の注文通りの女をやって来たんやから、もう好きにさせてもらおう」と笑って答えてくれました。

学生時代、化学の教師だったカシマとナオコは本当に付き合っていました。

しかし、カシマは海の事故で亡くなってしまったのです。

ナオコはそれを受け入れきれず、今でも時々心がその頃に戻って幻を見てしまうのです。

店にやって来たミツエから、ナオコが海にいると聞いたモモは一人で浜辺にやって来ました。
ナオコは遠くを見ながら座っていました
「お母さん!」
モモが呼びかけると、ナオコは振り返って笑いかけてくれたのでした。

『パーマネント野ばら』のまとめ

高知の小さな漁港を舞台にした、笑えて泣けるヒューマンコメディです。

作品中でカズオが

「この街の女は“いい男をつかまえて幸せになる”と言うが、みんな同じように堂々巡りをしている」と言うシーンがあります。

そのとおり、出てくる女の人は皆、頑張っているはずなのに男に裏切られて泣いてばかりです。

彼女達の悲惨な状況や、そこから抜け出そうと必死なのに思い通りに行かいない滑稽さは、笑えるけれどちょっと切なくなります。

それでも胸を張って生き、年を取っても、殴られても、懲りずに男に尽くす姿はとても愛らしかったです。

そして、そのパワフルな心の強さは、見ている者にも日々を生きる勇気をくれる気がしました。

「無理にでも笑って生きれば、毎日は楽しくなる(かも)」
と思わせてくれる、エネルギーに溢れた楽しい作品でした。

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この記事を書いた人

読書好きブロガー。とくに夏目漱石が大好き!休日に関連本を読んだりしてふかよみを続けてます。
当ブログでは“ワタクシ的生を充実させる”という目的達成のために、書くを生活の中心に据え(=書くのライフスタイル化)、アウトプットを通じた学びと知識の定着化を目指しています。テーマは読書や映画、小説の書き方、サウナ、アロマです。

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