映画『オーバーフェンス』の感想まとめ【評判・評価も丸わかり!】

▼この記事はこんな内容が書かれています。
1.映画『オーバーフェンス』の個人的な感想レビュー
2.映画『オーバーフェンス』のツイッター感想まとめ
たかりょー
こんにちは、シネコンスタッフ歴5年・年間100作以上映画をみている、ちょ〜映画好きのたかりょーです。
先日、このようなツイートをしました。

今回はオーバーフェンスをみた僕が、作品をみてどんなことを感じたのかを詳しくレビューしていきたいと思います。

【最初に】オーバーフェンスってどんな映画?簡単なあらすじ

キャッチコピー『誰もがその場所から、飛び立てるのを信じていた』

これまで好き勝手に生きてきた白岩は、妻に見限られて故郷函館に帰ってくる。

仕事もろくにせず、実家にも帰らず、職業学校に通いながら失業手当てでその日暮らしを送る。

自分の自宅と職業学校を往復する毎日を、ただ漫然と生きている白岩は、ある日、同じ職業訓練校に通う代島(松田翔太)に誘われてキャバクラに連れていかれる。

そこで鳥の動きを真似をするホステス・聡と出会う。

聡は鳥の鳴き声や羽ばたきを真似るような女性で、彼女の底にはどこか危うさのようなものが感じられる。

家庭生活にも、社会的なキャリアにも絶望している白岩は彼女のどことなく危うさと、まっすぐに強い愛を求める姿に、強烈に惹かれていく・・・

オーバーフェンスはどんな人におすすめ?

・なんとなく孤独な思いを感じている人

・情緒不安定で、日頃から愛に苦しみを覚えている人

・どんよりとした映画だけど、見終わった後に学びがある映画をみたい人

オーバーフェンスの基本情報

オーバーフェンスの監督は「そこのみにて光輝く」や「海炭市叙景」という有名作品を送り出した山下敦弘さん。

ぼくは上記の2作品をみて、面白い作品だったので、オーバーフェンスを非常に楽しみしていました。

また演技派のオダギリジョーさん、蒼井優さんが共演ということで、これは面白いにちがいないな、と思ってました。

オーバーフェンスの感想をお届け

愛を無くした孤独な男と愛を求める孤独な女の物語

オーバーフェンスは妻に見捨てられ、缶ビールと弁当を殺風景なアパートで食べる刺激のない毎日を送る男白岩と、情緒が不安定で、いわゆる一般的にビッチとよばれる情緒不安定で、異常な気質をもつ女サトシの恋愛物語です。

ただこの映画をみればわかりますが、純粋な恋愛映画として捉える姿勢に疑問があるかもしれません。

なぜなら、男女の好き・嫌いで表現される恋愛関係というよりか、互いに孤独を分かち合う同族的な愛を表現しているからです。

それを象徴しているのが、キャバクラ嬢のサトシが白岩へ抱く感情でしょう。

彼女は強烈に彼に愛情を抱きつつ、同時に憎しみや嫌悪をもち、相反する感情の間でひきさかれています。

見終わった後になんとも言えない哀しみにおそわれる

オーバーフェンスの特徴は、白岩とサトシふたりが「なぜ」いまのような状況になったのか、その背景が詳しく物語られないところです。

小説であれば過去を詳しく映画いたり、細かい心理描写で語られる部分が、すっぽりと抜け落ちています。

つまり、ふたりのバックグラウンドが空白なのです。(物語でちょこちょこと語られはしますが、”明確”には物語られません)

とはいえ、それだからこそ、観る僕たちは想像を掻き立てられますし、その曖昧なところが、なんともいえないもやっとした哀しみに繋がっているような気がします。

要は一言でいえば、すっきりしないんですよね。

でもそこがオーバーフェンスの魅力といえます。

聡(蒼井)のもろさに心がざわめく

僕はオーバーフェンスにおいて『サトシ』という女性に強烈に感情移入しました。

なぜなら、彼女が求めているのはたったひとつ、強い強い『愛』だからで、それを追い求めてながら絶望し続ける姿が、ある意味でとても痛々しく、ときに輝いてみえるからです。

サトシは世間の尺度や価値観で「どんな女性ですか?」と聞かれれば、情緒不安定な面倒な女、体をやすやすと売る尻軽女と片付けられるでしょう。

しかしながら彼女はそんな自分を「私は世間的に変な女・ビッチなんだ」と客観的に自己認識しています。

とはいえ、自己をはっきりと認識している分、彼女は苦しみはいやまします。

なぜなら、いまの自分から逃れられないとわかっているからです。

わたしひとりの力では変えられないとわかっているからです。

だからこそ彼女は他者からの『愛』を求めるわけです。(自分から逃れらない・変えられないので)

オーバーフェンスの感想、評価や評判まとめ

それでは以下にツイッターであつめた感想もご紹介しておきますね。

蒼井優の演技に注目

不器用な男女の恋愛。閉塞感、逃走、息苦しさ

キャスティングが絶妙な作品!

函館の風景が印象的な映画

オダギリジョーの色気が感じられる

まとめ→オーバーフェンスは“人間”の弱さを考えさせられます

人間は、さまざまな『存在』の基盤があります。

力強い自己や、家族、友達、恋人。

それがあるからこそ、平常をたもって、日常生活をなんの支障もなくすごせています。

でもなにかあるきっかけで、その地盤が簡単にくずれ、『暗』の世界にころがってしまうこともあるんです。

それだけ人間は不安定な存在なんです。

いえ、ある意味で日常生活で鈍感になりすぎて(というのも毎日は忙しく過ぎ去っていくからです)、僕たちは『安定している』という神話を信じすぎているだけなのかもしません。

だからこそ、本作のヒロインが『不安定さのなかで苦しみ生きてる姿』これこそ、人間の本来の存在を表しているような気がします。

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