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なぜイスラーム誕生した?ムハンマドが台頭した理由は?【メッカ奪還】
ムハンマドの台頭とイスラームの誕生は、6〜7世紀におけるササン朝ペルシアとビザンツ帝国の戦争と密接に関係しています。この戦争が、アラビア半島を取り巻く大国にどのような影響を及ぼし、結果的にムハンマドの活動とイスラームの拡大に道を開いたのか... -
ナポレオン3世(ルイ=ナポレオン)時代に学ぶ「戦争が経済を動かす」戦略構造【令和に活かす】
1852年、国民の圧倒的支持を得て皇帝となったナポレオン3世(ルイ=ナポレオン)。彼の統治した第二帝政下のフランスは、一見すると安定と繁栄を極めた時代でした。しかし、その裏側では「ボナパルティズム」と呼ばれる独自の政治手法が展開され、国民の利... -
ヘーゲルが考える「歴史」「世界史」の意味とは【マルクスはどう継承・転換した?】
普段、何気なく使っている「歴史」という言葉。しかし、「歴史とは何か?」と問われたとき、明確に答えるのは案外難しいですよね。 この記事では、この根源的な問いに対し、ドイツ観念論の巨匠ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルがどのように... -
大航海時代とは?世界を変えた3人の偉人・航海人とその影響とは?
【大航海時代とは?いつからいつまで?】 大航海時代とは、ヨーロッパ諸国(特にスペインとポルトガル)がアジア・アフリカ・アメリカなど未知の地へと進出し、世界の海を舞台に活発な探検と貿易が行われた時代を指します。 時代区分としては、おおよそ15... -
音楽は“数だった!?モノコード実験とピタゴラス音律の誕生秘話
【最初に結論!】古代ギリシャの哲学者ピタゴラスは、鍛冶屋の金属を打つ音が心地よく響き合うことに着目し、音の高さと数の関係を探り始めました。やがて彼は、モノコードという一本弦の楽器を使った実験から、弦の長さの比が整数であるときに音が調和す... -
MRIの基礎を気付いたポール・ラウターバー【小さな工夫が世界を変える】
今回紹介する偉人はポール・ラウターバー博士。彼の偉業はMRIという「体の中をのぞく」技術の基礎を作ったことです。 MRIは今や、がんの早期発見、脳の病気、内臓の検査などに欠かせない技術。それが可能になったのは「磁場をちょっとだけ傾けてみたら…?... -
【予習】滋賀県多賀町立博物館の見どころレビュー【アケボノゾウ・ナウマンゾウ】
静かな田園風景に佇む博物館。 多賀町立博物館は、滋賀県多賀町とその周辺の自然や文化をテーマにした総合博物館です。特に、約180万年前のアケボノゾウや約3万年前のナウマンゾウの化石、そして約2億8000万年前の古生代ペルム紀前期の海洋生物の化石など... -
WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ)【生命とは?を考えさせられた】
「生命」とはなんと神秘的であるのか。そして「生物」がこれほどまでに個性的で複雑であるのか? ポール・ナース「WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ)」を読んだ根幹にはこの考えがあります。 本を読んだ僕が、まとめながら考察しながら知識をアウト... -
『心は孤独な狩人』のあらすじ・感想をまとめた【理解されない孤独】
1930年代後半、南部アメリカの小さな町。 人種差別と貧困が根を張り、夢は萎れていく停滞し変化のない寂寥の街で、人々は各々の孤独を抱えて生きていた。 医師コープランド、ジェイク・ブラント、ミック・ケリー、ビフ・ブラノン。 他者に対して真の理解を... -
夢十夜の「第六夜」あらすじと徹底考察!創作とはどんな行為か。
「芸術とは何か」「作品をつくるとは何か」。 夢十夜の『第六夜』は「夢」という非現実的な装置を通じて、作家漱石自身が長年抱いてきたであろう、こうした問いの一つの回答として読むことができます。 【夢十夜の『第六夜』のあらすじ】 主人公は護国寺の...