映画『GO』のあらすじ結末まとめ!ネタバレあり←窪塚洋介と柴咲コウ奇跡の共演映画

▼この記事はこんな内容が書かれています。
1.映画『GO』の詳細なあらすじ・ネタバレ結末
2.映画『GO』のキャスト紹介
たかりょー
こんにちは、シネコンスタッフ歴5年・年間100作以上映画をみている、ちょ〜映画好きのたかりょーです。

『GO』は2001年に公開された恋愛映画です。

本作を一言「僕の、恋愛に関する物語」

小難しい話はいっさいなしで、ただ一人の女性を恋して、愛するはなし。

いまはもう古い映画となってしまいましたが、公開当初は、当時絶大の人気があった窪塚洋介と、脚本宮藤官九郎、監督行定勲といった豪華キャストスタッフということで、話題作になりました。

 

目次

映画『GO』のあらすじ詳細

あらすじ1【在日韓国人になる】

杉原は、日本で生まれた、いわゆるコリアン・ジャパニーズ。バスケ部員の杉原は、他の部員から「在日」と罵られ、ついに彼らに殴りかかるのでした。

時は戻り、3年前。民族学校に通う杉原は、同じ学校のタワケ先輩と元秀の3人で荒れた日々を送っていました。度胸試しで杉原が駅の線路に降りた時には、見事成功するも、騒動で警察に追われ、タワケ先輩は逃げ切ったが、杉原と元秀は捕まりました。杉原の両親が警察署に迎えに来て、元ボクサーの父親は杉原を思いっきり殴るのでした。

杉原の父親は、突然、ハワイに行きたいと言い出します。在日朝鮮人の父は、パスポートを変えるため役所へ行き、めげずに頼み込んで新しい国籍を手に入れ、在日韓国人となります。国籍なんて簡単に変えられると父は話し、広い世界を見ろ、そして自分で決めろ、と杉原に伝えます。

相変わらずタワケ先輩らと素行の悪い日々を送る杉原だが、韓国籍か朝鮮籍の選択について考えると、それは小さい選択ながらも初めて人間として扱われたと感じるものだと思います。杉原は韓国人になると決意し、日本の高校を受けると両親に伝え、タバコも喧嘩もやめて受験して入学しました。

それから3年後、バスケ部で暴行騒動を起こすに至るのです。人間なんてそう簡単には変われない、そう思う杉原でした。

あらすじ2【桜井との出会い】

日本の高校に通い始め、バスケ部に入部するも、部内での暴行騒動をきっかけに杉原はバスケ部をクビになります。その後は、騒動の噂を聞いて不良らが杉原に喧嘩を売りに来る日々。父に鍛えられてきた杉原に皆が倒されます。最初の挑戦者だった加藤とは、なぜか親しくなるのでした。暴力団の親分の一人息子である加藤に、誕生日パーティーに来て欲しいと杉原は誘われます。

そんな折、杉原の父親と喧嘩して母は家を出て行きます。母が働いている韓国料理屋に行った杉原は、2年半ぶりに偶然、元秀と会います。民族学校時代、日本学校に行きたいと思っていることを元秀が金先生にバラし、杉原は裏切り者のレッテルを貼られていました。

その夜、加藤のパーティーに行った杉原は、そこで一人の女性を目にします。その女性は杉原の隣に座り、声をかけてきました。そして二人はパーティー会場を抜け出して夜の小学校の校庭に忍び込み、好きな音楽や将来の夢など色々話すのでした。杉原が、その女性に名前を尋ねると、名前なんてどうでもいいと言い、下の名前は嫌いだからと、桜井という苗字だけ教えます。桜井は連絡先を教えて去って行きました。

帰宅してすぐの杉原を誘って、父は雨の中ランニングに行きます。その途中、声をかけたそうにする母親が現れ、母と話す父。それから二人は仲直りして2週間後には仲良くスペイン旅行に行くのでした。

後日、杉原は親友であり最もリスペクトする男と捉えている、ジョンイルに借りていた落語の本とカセットテープを返しに会いに行きます。彼の影響で杉原は落語を好きになりました。ジョンイルは、杉原が金先生に反逆者だと罵られている時に、僕らは国なんて持ったことありませんと声をあげ、杉原を助けようとしました。学校一の優秀な生徒で、民族学校を良くするため教師になるという立派な夢を持つジョンイルを杉原は尊敬しているのでした。日本の学校に行きたいと思っている中3の妹を心配するジョンイルは今度相談に乗って欲しいと言って、杉原と別れます。

杉原と桜井はデートをします。最初、動物園デートをした二人は、それ以降、毎週土曜日はデートをするようになり、距離を縮めて行きます。ある日、桜井の家に行った杉原は桜井の両親と会います。日本人の家庭で食事をするのは、これが初めてでした。食後、桜井の部屋に行き、二人はキスをします。しかし、杉原は、まだ在日であることを打ち明けられずにいました。

あらすじ3【親友の死、桜井との関係に生じる軋轢】

ある日、ジョンイルは駅で、在日をバカにする学生に声を掛けられている在日の女の子を見かけ、割って入ります。突っかかってくる男にジョンイルは首を刺され殺されてしまいます。

ジョンイルの葬式で、杉原は元秀らに、仕返しに行くから一緒に参加するように言われるが、杉原は、ジョンイルはそんなことを望んでいないと言って断ります。ジョンイルから最後に借りた本を読みながら泣く杉原。落ち込む杉原に、桜井は一晩一緒に過ごすと言います。

桜井は杉原に好きだと告白します。そこで杉原は、韓国籍であることを打ち明けます。国籍なんて意味はないと杉原は言うも、中国や韓国の人を侮蔑している父親の影響もあって桜井は拒否反応を見せるのでした。杉原は、その場を後にします。

道を歩いていると、杉原は自販機で使う小銭が無くて困っていた警察官に声を掛けられます。名前や住所を聞かれたため、焦って警察官を倒して逃げようとする杉原。だが、結局逃げずに意識を取り戻した警察官に缶コーヒーを奢って話し込みます。登録書を持参していなかったから逃げたと、焦った理由を説明する杉原。また、初めて出会った大切な日本人に在日だと明かしたら、怖いと言われ拒絶されたことも話します。その警察官は、気張っていない性格の人で、杉原の話を素直に聞いていました。

ネタバレ結末【国籍なんて関係ない】

杉原が自宅にいた時、酔っぱらった父親から迎えに来て欲しいと電話が来ます。落ち込んだ様子の父親に話を聞くと、北朝鮮にいる父の弟が死んだのでした。父が韓国籍に変えて以降、連絡は途絶えていたにも関わらず、悲しみを拭えない様子の父は嘆き話を杉原に話す。それを聞く杉原は怒りをぶつけ、父と1対1のボクシングで勝負を挑むも完敗。在日とか日本人とかじゃなくて、もっと外へ目を向けるべきだと言う父。それに対して、杉原は、国境線なんか俺が消してやるよと言います。

父親が国籍を変えたのはハワイ旅行のためではなく、俺のためだったのだと思う杉原。足枷を一つでも外そうとした父でした。

それから、杉原はジョンイルの遺言だと言って、大学に行くことを決意します。受験勉強に励む日々。クリスマスイブ、受験勉強をしていた杉原のもとに桜井から電話がかかってきて、今から二人で会った小学校に来て欲しいと言われます。

久しぶりに桜井と会う杉原。桜井を見て、「俺は何人だ」と聞く杉原。「在日韓国人」と答える桜井。桜井を前に、在日と呼ばれる自分達の存在、在日に対する日本人の態度に対する怒りをぶちまける杉原。

そんな杉原に対して、桜井は、杉原がバスケ部で騒動を起こした場面を見ていたと打ち明けます。その時、なぜか感動して、杉原は輝いて見えたと話す桜井。杉原が何人だって構わないと、ようやく気づいたと話す桜井の声を聞きながら、杉原は涙を流します。そして、杉原は桜井のことを抱きしめました。

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この記事を書いた人

読書好きブロガー。とくに夏目漱石が大好き!休日に関連本を読んだりしてふかよみを続けてます。
当ブログでは“ワタクシ的生を充実させる”という目的達成のために、書くを生活の中心に据え(=書くのライフスタイル化)、アウトプットを通じた学びと知識の定着化を目指しています。テーマは読書や映画、小説の書き方、サウナ、アロマです。

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