映画『いま、会いにゆきます』あらすじ・ネタバレ結末【奇跡が起こる感動作】

『いま、会いにゆきます』は2004年に公開された感動のヒューマンロマンス映画です。

本作を一言で表すなら『奥さんと息子を愛する気持ちが奇跡を起こす』そんなストーリーです。

一年前に愛する妻に先立たれ、6歳になる息子雫とひそかに暮らす佑司。

そんなある雨の季節、奇跡が起こります。

澪が二人のもとに戻ってくるのです。記憶をすっかりなくして、、、

家族は失われた時間を、取り戻すようにかけがえのない時間を過ごします。

ところが特別な時間は長くは続かず、澪はある秘密を打ち明けることに、、、

本作は『そのときは彼によろしく』『恋愛寫眞』など世に多くの純愛小説を出す市川拓司さんの小説が原作になっています。

たかりょー
本作はたしか僕が中学生のときに大ヒットした作品です。ぼくもなけなしのお金を払って劇場まで足を運んでみたおぼえがあります。めちゃくちゃ感動して、その時一緒に行ってた友達も号泣していました笑

それでは『いま、会いにゆきます』のあらすじを丁寧に詳しくご紹介していきますね。

この記事がまだ映画を見ていない方の参考になれば嬉しいです。

目次

映画『いま、会いにゆきます』の登場人物・メインキャスト

以下にていま、会いにゆきますの登場人物とメインキャストをご紹介しますね。

秋穂巧→中村獅童

奥さん澪に先立たれて息子とひっそりと暮らしています。

発達障害を抱えて、他人との接するのがうまくありません・

でも彼はたくさんを望むような性格ではありません。

澪とのかけがえのない思い出、そして息子佑司とのささやかな時間を大切に生きています。

彼のような登場人物からは学ぶことはかなり多いです。

秋穂澪→竹内結子

「雨の季節に戻ってくる」という言葉を残してこの世を去った澪を、竹内結子が演じます。

映画が公開された当時、彼女は24歳なんですよね。

映画をみていただくと分かるんですが、若々しさがあります。

でもすでに大人っぽさも感じられて、個人的に「黄泉返り」とか公開された時期もこの頃なので、竹内結子がもっとも輝いていた時期だな〜なんて思ってます。

秋穂佑司→武井証

澪と巧、二人の間に生まれた子供が裕司。

僕が映画を見た当時はほんと可愛らしい少年だな〜と思ってました。

一時期子役として活躍してましたが、いまは目立った活動はしていないそうです。

映画『いま、会いにゆきます』のあらすじ詳細

それでは、以下にていま、会いにゆきますのあらすじをご紹介していきましょう。

上映時間としては119分(1時間59分)あります。

それを4つに分割して、分かりやすい形でご紹介させていただきますね。

・澪がいない生活
・戻ってきた澪
・終わりへ近づく
・澪の抱いていた思い

それぞれ詳しくみていきましょう。

あらすじ1【澪がいない生活】

自然豊かな町に暮らす父と息子。18歳の誕生日の日、佑司は森の中を自転車で走り、昔、雨の季節に訪れた6週間の奇跡を思い出します。

時は戻り、佑司の母である澪が亡くなって一年が経った頃、佑司は父の巧と二人で暮していました。家事が出来ない巧は常にバタバタ追われており、家は散らかり放題です。そんな父に、澪が作った絵本の話をする佑司でした。その絵本では、死んだ人はアーカイブ星にいると言われており、雨の季節になったら戻ってくると澪が死ぬ前に言っていたこともあり、ママが帰ってくると佑司は信じていました。

司法書士事務所に勤める巧は、仕事の効率も良くなく、いつも同じ職場の永瀬に支えてもらっています。巧はある病気(脳内で発生する化学物質がでたらめに分泌される)が原因で速く走る事や人混みが苦手なため、佑司は近日開催されるお祭りに行きたいと言えません。そんな中、ある日の夕食後に、巧は佑司にお祭りに行こうと言います。しかし、お祭りで巧は人混みの中で倒れてしまいます。巧を探していた佑司を永瀬が見つけ、巧が休んでいる救護所へ佑司と駆けつけます。佑司は、巧はいなくならないよね、と問うのでした。佑司は、難産だったと親戚の人が話していたのを聞いており、自分のせいで澪は死んだと思っていました。巧は佑司のせいでは無いと、はっきり言います。

あらすじ2【戻ってきた澪】

雨降りの中、巧と佑司は、佑司の好きな遊び場である森の中の廃墟へ行きます。その時、廃墟にある扉が開き、二人の目の前に、座った澪が現れます。巧と佑司は声をかけるが、澪は二人のことを知らない様子です。また、自分の名前も知りません。

巧と佑司は澪とともに家へ帰ります。三人が写った写真を見ても、澪は覚えていないと言います。そんな澪を見て、佑司はアーカイブ星に行っていたのだと考えます。巧は澪が帰ってきたことは皆には秘密にしようと佑司に言います。

翌朝、澪が朝ごはんを作り、巧と佑司が出かけている間には家事をします。その夜、いまだ何も思い出せない澪は、巧に自分たちのことを教えて欲しいと言います。巧は、高校時代に二人が出会った頃のことから話します。巧は、二人の出会いは自分の片想いが始まりだったと言います。人と付き合うのが苦手で、陸上だけに情熱を注ぐ生徒であった巧は、澪に話しかけることができませんでした。隣の席にいられるだけで幸せだった巧は体育推薦で地元の大学へ、澪は東京の大学へ行く事になります。卒業式の日に、澪の卒業アルバムにメッセージを書いた際、挟んだままのペンは澪の元に渡ります。

大学生になり、巧は勇気を出して澪に電話をかけます。口実としてペンを返して欲しいと言い、澪と会う事になります。久しぶりに会った二人は、カフェで第一回目のデートをするのでした。その日の帰りは寒く、澪に片方の上着のポケットを貸す巧は、そのまま澪の手を握ります。澪は離れても手紙を書くと言い、これが二人の始まりとなったのです。二人の出会いを聞いた澪は、もう一度好きになりたいと言うのでした。

澪が戻ってきて以来、楽しい日々が続き、巧に内緒で澪と二人で廃墟に置いたタイムカプセルを佑司は見つけます。一方、佑司の机の引き出しから、澪は自分が作った絵本を見つけます。巧は澪に二人の出会いの話の続きをします。二人は一度別れていました。巧の体が壊れ、走れなくなり、普通の人と同じような生活を送ることができなくなった巧は大学を中退し、将来の見通しが暗いからと、澪の前から去ろうとします。しかし、やはり澪に会いたくなった巧は、人混みを乗り越え東京へ。しかし、巧の見つけた澪は男性と仲睦まじく話していたので、結局何も言わずに立ち去ります。だが、ある日突然、澪から電話が来て、澪は巧に会いにきました。やがて二人は結婚して佑司が生まれます。

あらすじ3【終わりへ近づく】

ある日、掃除をしていた澪は、以前佑司と開けそびれたタイムカプセルを見つけ、中を見ます。そこには、巧が澪に送った手紙の数々と澪が書いた日記がありました。そして、日記に書かれていることを読んで澪は涙します。

その日以降、澪は佑司に家事全般を教えるのでした。また、澪は永瀬と会い、驚く永瀬に対して理由を説明すると長くなるから、とにかくお願いを聞いて欲しいと言います。澪が頼みたい事とは、巧と佑司のことでした。澪はもうすぐいなくなるから二人のことを永瀬に託したいと言うが、その一方で、巧が他の人を愛するのは嫌だとも言います。そんな澪に、永瀬は、巧は澪しか愛さないだろうと言います。

そして、ケーキ屋で佑司が18歳になるまでの誕生日ケーキを予約した澪は、その年、誕生日の一週間前に佑司の誕生日を家族で祝います。

梅雨明けが発表された日、すでに家を出ていた佑司と巧は、それぞれ青空に気づくと家へと走ります。佑司が家に着いた時には澪は家にいました。二人は廃墟へ向かいます。巧が着いたのはその後で、巧は急いで廃墟へ向かいます。

別れの前、佑司は自分のせいでママは死んだのだと澪に謝るが、澪は佑司が望まれて生まれてきたのであり、ママを幸せにしてくれたと伝えます。幸せにできなくてごめんと謝る巧には、ずっと幸せだったと伝えます。ありがとうと言い残して澪は消えました。

ネタバレ結末【澪の抱いていた思い】

澪が消えてのち、巧は澪の日記を読みます。そこには、高校時代から澪が巧に好意を抱いていた内容が書かれていました。澪は巧のことがずっと好きだったのです。

大学生になって再会した時に、口実として話していたペンも澪は大切に持っていたのです。巧が東京に来た時、澪は実は気づいていて、巧を追いかけていました。

しかし、途中で交通事故にあい、澪は気を失います。気づいたら森でママと呼ばれて目が覚め、巧と男の子と暮らす日々を夢見ていました。気を失った澪は未来へジャンプしていたのです。

未来を知ったのち、澪は目を覚まします。そして、自分が28歳で死ぬことも知ります。このまま巧と会わず、違う人生を送ることもできたが、澪は巧に会いに行きます。巧を愛していて、巧と佑司と家族になる人生を選びたかったからです。そして、回復後に、澪は巧に会いにゆくのでした。

知ってる?いま、会いにいきますの主題歌はあのオレンジレンジ

いま、会いにいきますの主題歌を歌ったのはオレンジレンジなんです

題名は名曲「花」です。

はなびらの〜と始まるあの歌です。

もしかしたら今の十代の子達は知らないアーティストかもしれませんが、当時はめちゃくちゃ売れてたんですよね。

たしか100万枚いったと思います。

涙がながれちゃう映画に仕上がるムードを演出しているのは、オレンジレンジの歌に違いありません。

本作要点まとめ

いかがだったでしょうか。

本作がどんな作品だった特徴を以下にてまとめておきます。

・雨の季節に起こる奇跡の物語

・記憶をなくすが、再び恋に落ちる夫婦

・家族とはなにか、幸せとはなにかを改めて感じさせてくれる

いまは動画サービスなんかですぐに本作をみることができるので、お時間がある方はサービスに登録してみてくださいね。

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この記事を書いた人

読書好きブロガー。とくに夏目漱石が大好き!休日に関連本を読んだりしてふかよみを続けてます。
当ブログでは“ワタクシ的生を充実させる”という目的達成のために、書くを生活の中心に据え(=書くのライフスタイル化)、アウトプットを通じた学びと知識の定着化を目指しています。テーマは読書や映画、小説の書き方、サウナ、アロマです。

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