-
アイルランド問題とは何か?ー「民族と階級」などあらゆる問題が交差する島の歴史
「アイルランド問題」という言葉を聞いたとき、単なる反英運動や宗教対立のように受け取られることがあります。しかし、私がこの問題を深く学んでいくうちに見えてきたのは、それが宗教、民族、階級、土地所有、帝国主義といった複雑に絡み合った問題の結... -
E.H.カー「歴史とは何か?」【要約・簡単エッセンス版】
「歴史って、結局いつ・誰が・何をしたかを覚える学問でしょ?」――もしそう思っているなら、E.H.カーの『歴史とは何か』はあなたの常識を真っ向から揺さぶる一冊です。 カーは、「歴史とは単なる事実の集積ではなく、未来を方向づける知的営みだ」と喝破し... -
【忘れん坊必見!】忙しくても「学び続けられる人」が実践する5つの工夫とは?
忙しくて本を読む時間が取れない…学んでもすぐに忘れてしまう…インプットしても仕事に活かせない… こんな悩みを感じたことはありませんか? 僕は、自己投資のつもりで毎月5〜6冊の本を買って読んでいました。けど正直、読みっぱなしで終わることも多くて、... -
遺伝子の世界では「利己主義」こそが生き残るのに必要なこと
【リチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』より、読み解く文章】 短命の遺伝子だと簡単に区別できる特性は何であろう? こうした普遍的な特性はいくつかあるかもし れないが、この本にとくに関係の深い特性がある。すなわち、遺伝子レベルでは、利他主... -
【7つの視点から解説】18〜19世紀ヨーロッパの裏の主人公ロシア│北欧・中欧のパワーバランス
ナポレオンの軍靴の音、ウィーン会議で踊り続ける外交官たち、ビスマルクが鉄と血の演説で国を動かした瞬間――18世紀から19世紀のヨーロッパ史の主役たちは、いつもスポットライトを浴びてきました。 でも、そのきらびやかな舞台の裏で、“静かに、でも確実... -
「記憶に残らない、理解できない読書」は今日で卒業!【 “本質”的な読み方5つの視点】
本を読んでいるはずなのに、読み終えたころには内容がぼんやり…。結局、何が重要だったのか分からないままページだけが進んでいく――そんな読書体験に心当たりはありませんか? 情報量の多い本や、抽象的な内容を扱う本ほど、「本質」がどこにあるのかを見... -
カエルは、動いているものしか見えない!?
【なぜカエルは、動いているものしか見えないのか?】 カエルは、動いているものを捉え、獲物を捕らえるのが得意ですが、動かないものにはほとんど気づきません。 その理由は、カエルの視覚が「動体」に特化しているからです。カエルの目は、動いている虫... -
【歴史とは?】歴史をヘーゲル・シュペングラー・ ニーチェの3人の思想家で比較
「歴史には意味があるのか?」「人類はどこへ向かうのか?」この根源的な問いに対して、19〜20世紀を代表する思想家たちは、まったく異なる答えを出しています。 本記事では、ヘーゲル・シュペングラー・ニーチェの3人を取り上げ、彼らの歴史観を比較・整... -
なぜイスラーム誕生した?ムハンマドが台頭した理由は?【メッカ奪還】
ムハンマドの台頭とイスラームの誕生は、6〜7世紀におけるササン朝ペルシアとビザンツ帝国の戦争と密接に関係しています。この戦争が、アラビア半島を取り巻く大国にどのような影響を及ぼし、結果的にムハンマドの活動とイスラームの拡大に道を開いたのか... -
ナポレオン3世(ルイ=ナポレオン)時代に学ぶ「戦争が経済を動かす」戦略構造【令和に活かす】
1852年、国民の圧倒的支持を得て皇帝となったナポレオン3世(ルイ=ナポレオン)。彼の統治した第二帝政下のフランスは、一見すると安定と繁栄を極めた時代でした。しかし、その裏側では「ボナパルティズム」と呼ばれる独自の政治手法が展開され、国民の利...