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科学・生物
サウナ×神経科学:ニューロンとシナプスから見る「ととのう」現象
サウナの本質は熱と冷刺激によってニューロンの発火リズムとシナプス伝達を揺さぶり、脳内ネットワークを再同期させる生理的リチュアル。 【はじめに:なぜ「ととのう」はあんなに気持ちいいのか?】 サウナで感じる“ととのう”という感覚は、実は脳の中で... -
世界史
文明の発展には「乾燥化」が必要だった!?
「文明は豊かな自然から生まれた」と、私たちはなんとなく思い込んでいないでしょうか。しかし実際にはその逆。人類史における大きな飛躍――文明の発祥をもたらしたのは、じつは地球規模の「乾燥化」だったのです。 約5000年前、サハラをはじめとする広大な... -
世界史
アイルランド問題とは何か?ー「民族と階級」などあらゆる問題が交差する島の歴史
「アイルランド問題」という言葉を聞いたとき、単なる反英運動や宗教対立のように受け取られることがあります。しかし、私がこの問題を深く学んでいくうちに見えてきたのは、それが宗教、民族、階級、土地所有、帝国主義といった複雑に絡み合った問題の結... -
歴史・思想
E.H.カー「歴史とは何か?」【要約・簡単エッセンス版】
「歴史って、結局いつ・誰が・何をしたかを覚える学問でしょ?」――もしそう思っているなら、E.H.カーの『歴史とは何か』はあなたの常識を真っ向から揺さぶる一冊です。 カーは、「歴史とは単なる事実の集積ではなく、未来を方向づける知的営みだ」と喝破し... -
読み方
【忘れん坊必見!】忙しくても「学び続けられる人」が実践する5つの工夫とは?
忙しくて本を読む時間が取れない…学んでもすぐに忘れてしまう…インプットしても仕事に活かせない… こんな悩みを感じたことはありませんか? 僕は、自己投資のつもりで毎月5〜6冊の本を買って読んでいました。けど正直、読みっぱなしで終わることも多くて、... -
科学・生物
遺伝子の世界では「利己主義」こそが生き残るのに必要なこと
【リチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』より、読み解く文章】 短命の遺伝子だと簡単に区別できる特性は何であろう? こうした普遍的な特性はいくつかあるかもし れないが、この本にとくに関係の深い特性がある。すなわち、遺伝子レベルでは、利他主... -
世界史
【7つの視点から解説】18〜19世紀ヨーロッパの裏の主人公ロシア│北欧・中欧のパワーバランス
ナポレオンの軍靴の音、ウィーン会議で踊り続ける外交官たち、ビスマルクが鉄と血の演説で国を動かした瞬間――18世紀から19世紀のヨーロッパ史の主役たちは、いつもスポットライトを浴びてきました。 でも、そのきらびやかな舞台の裏で、“静かに、でも確実... -
読み方
「記憶に残らない、理解できない読書」は今日で卒業!【 “本質”的な読み方5つの視点】
本を読んでいるはずなのに、読み終えたころには内容がぼんやり…。結局、何が重要だったのか分からないままページだけが進んでいく――そんな読書体験に心当たりはありませんか? 情報量の多い本や、抽象的な内容を扱う本ほど、「本質」がどこにあるのかを見... -
科学・生物
カエルは、動いているものしか見えない!?
【なぜカエルは、動いているものしか見えないのか?】 カエルは、動いているものを捉え、獲物を捕らえるのが得意ですが、動かないものにはほとんど気づきません。 その理由は、カエルの視覚が「動体」に特化しているからです。カエルの目は、動いている虫... -
世界史
【歴史とは?】歴史をヘーゲル・シュペングラー・ ニーチェの3人の思想家で比較
「歴史には意味があるのか?」「人類はどこへ向かうのか?」この根源的な問いに対して、19〜20世紀を代表する思想家たちは、まったく異なる答えを出しています。 本記事では、ヘーゲル・シュペングラー・ニーチェの3人を取り上げ、彼らの歴史観を比較・整...