・こうばしい日々の簡単なあらすじを知れる
・こうばしい日々を読了した人のリアルな感想を知れる
先日、僕はこのようなツイートをしました。
#読了
江口香織さんのこうばしい日々を読み終わりました😌アメリカ育ちの大介の日常を丁寧に描きとった青春恋愛歌小説です😊
めっちゃ面白いのでスイスイ読めること間違いなし!
小説を読んでるうちに、昔の甘酸っぱい青春時代のことを思い出すかも、、、😊#読書好きな人と繋がりたい #読書好き
— たかりょー|読書大好き・映画大好き (@RyoooooTaka) February 26, 2020
今回は、こうばしい日々を読了した僕が簡単なあらすじや感想をまとめていきますね。
こうばしい日々の基本情報
作品名:こうばしい日々
著者:江國 香織
ページ数:177ページ
出版社:河出書房新社
スタイル:文庫(単行本あり)
ジャンル:恋愛文学
定価:文庫→¥473
こうばしい日々は初版発行が1990年で、1991年には、第7回坪田譲治文学賞を受賞しました。
江國 香織さんの作品の中でも、かなり人気が高い作品となっています。
なお、表題作のほかに、「綿菓子」という中編小説も収録されていますよ。
こうばしい日々のあらすじ
舞台はアメリカ中西部の町、ウィルミントン。
この秋で11歳をむかえる大介は、気難しい大学生の姉、無口で仕事に没頭する父親、家族を大切にする母親の家族4人で暮らしている。
父親の転勤で、幼い頃からアメリカで育った大介は、絶賛ガールフレンドのジルに夢中。
親友のウィル、食堂で働くおばあちゃんパーネル、姉のボーイフレンドデイビッド、、、
数多くの人々との交流を通じて、大介は少しずつ成長していく。
青春の甘くて切ない初恋や姉との喧嘩など、秋から冬の初めまでの大介の日常を丁寧に綴った作品。
こうばしい日々の個人的感想
1.子供から青年へ【僕の成長期】
2.昔の甘酸っぱい、青春時代のことを思い出す
それぞれ詳しく説明していきますね。
子供から青年へ【僕の成長期】
こうばしい日々では数多くの魅力的な人物が登場します。
◾️お姉ちゃん=口うるさくて僕といつも喧嘩ばかりしている。学校では人気がある
◾️ママ=家庭的な母親
◾️パパ=仕事人間で無口
◾️ジル=僕の彼女
◾️ウィル=大学生の友達、本好きで日本びいき。友達が少ない
◾️デイビッド=お姉ちゃんの彼氏
◾️島田さん=パパの同僚で独身、よく僕の家に遊びにくる
◾️パーネルさん=食堂で働いているおばあさん
◾️クーパーさん=食堂で働いているおじいさん
◾️ミセス・クレイトン=バスのドアの前で、毎日生徒に声を掛ける先生
◾️ミズ・カークライド=担任の教師。算数の担当
彼らは大なり小なり僕とふれあい、主人公の成長に欠かせない人物たちばかりです。
個人的にはお姉ちゃん、パーネルさん、島田さん、ジル、ウィルの5人は、僕が大人へと成長するのに多大な影響を及ぼしていると思っています。
なので、これからこうばしい日々を読まれる方は、ただ物語を追うだけでなく、「それらの登場人物が僕とどう関係して、大人になっていくのか」と言った部分まで読み込んでみてください。
昔の甘酸っぱい、青春時代のことを思い出す
ほかの読者さんたちの感想もご紹介!
・懐かしさを覚える物語
・初心者にも読みやすい小説
・日常を切り取った作品
3点を詳しくみていきましょう。
懐かしさを覚える物語
こうばしい日々/江國香織
ハッとするような懐かしい感覚を思い出す描写の多い作品。こんな夜中ではなくて暖かい春の日差しの下で読みたいと思った。
「こうばしい日々」と「綿菓子」は似たような状況の作品でありながら全く違う雰囲気があってとても面白かったです。 pic.twitter.com/fTvzguxwMC
— おとといのうさぎ (@ototoinousagi) April 15, 2019
初心者にも読みやすい小説
江國香織さんのこうばしい日々、石田衣良さんのスローグッドバイは読みやすくておもしろいです◎
— 八重花 (@bichon__) November 7, 2019
日常を切り取った作品
連続する日常のどこを切り取って、どう表現するかという点において、やっぱり江國さんは天才だなぁと思う。「こうばしい日々」と「綿菓子」の中編二編。「こうばしい日々」はサクサクのクッキーみたいで、「綿菓子」は蜂蜜をたくさん入れたホットミルクみたいなお話でしたん。 pic.twitter.com/2afAXjX498
— M (@tattasoredake_) March 8, 2018