映画『溺れるナイフ』のあらすじ・結末ネタバレ【青春のリアルが!】

▼この記事はこんな内容が書かれています。
1.映画『溺れるナイフ』の詳細なあらすじ・ネタバレ結末
2.映画『溺れるナイフ』のキャスト紹介
たかりょー
こんにちは、シネコンスタッフ歴5年・年間100作以上映画をみている、ちょ〜映画好きのたかりょーです。

『溺れるナイフ』は2016年に公開された青春恋愛映画です。

本作は「破壊寸前の繊細な青春を送る多感な10代の心を多彩に、そして丁寧に描いた恋愛映画といえます。

主演は人気女優小松菜奈と人気俳優菅田将暉。

正直2人がダブル主演を務めるというだけでなんか面白そうな気がしますよね。

この記事は「まだ溺れるナイフを見ていない・・・」という人に向けた記事を書いていきます。

目次

映画『溺れるナイフ』のあらすじ

それでは本題の映画『言の葉の庭』のあらすじをご紹介しますね。

本作の上映時間は46分です。

映画全体を4つに分割すると以下の通りになります。

起:【コウとの出会い】

承:【近づく二人の距離】

転:【事件】

結:【前に進む】

それぞれ詳しくみていきましょう。

あらすじ1【コウとの出会い】

15歳の夏、東京で人気モデルとして活躍していた望月夏芽は、祖父の住む田舎町の浮雲町に引っ越すことになりました。祖父は「あづまや」という名の旅館を経営しているが、一人では任しておくことが出来ない年齢になったため、家族でそこに住むことになったのでした。現実は分かっていても不満を感じる夏芽です。
旅館で、夏芽達が引っ越してきて開催された宴会でも、夏芽は参加するものの鬱陶しく感じ、途中で一人外へ出て海辺を歩くことにします。夏芽は海辺に鳥居があるのを見つけます。その鳥居から眺めた先の海には、金髪の少年がいました。夏芽が鳥居をくぐり岩場を歩いていると、その少年が夏芽の元へ駆け寄ってきます。
転校初日、夏芽は教室の窓際の奥の席に座る少年を見つけます。あの時の少年だと気づくが、すぐには話しかけません。その後、海で泳いでいたのを見た事を教室で言います。少年の名前は長谷川航一朗、みんなからはコウと呼ばれる地元の神主一族の跡取りです。鳥居のある海には入ったらいけない、鳥居をくぐってはいけない、そうクラスメイトの大友が夏芽に説明します。
浜辺で話す夏芽とコウ。コウは「綺麗じゃ」と海を見ながら言い、夏芽を連れて海に飛び込みます。「この町のものは全部おれの好きにしてええんじゃ」そうコウは言います。

あらすじ2【近づく二人の距離】

町一体を仕切る神主家の子だという事もあって、コウはわがままで自由奔放な性格です。コウの幼なじみで夏芽のクラスメイトでもあるカナは、そんなコウに小さい頃から憧れの気持ちを抱いていました。
この町に引っ越してきてしばらく経った頃、夏芽の元に完成した写真集が届きます。それは夏芽が東京でモデルをしていた時に、写真家の広能という人に撮ってもらったものでした。夏芽は、いまだに東京へ戻りたい気持ちを抱いています。
自転車で学校へ向かっている際にコウを見かけると、夏芽は写真集ができたことをコウに話します。特別な光を放つコウに対抗心を抱く夏芽です。
後日、広能に森で写真を撮ってもらうことになった夏芽。すると、コウが広能に向かって、おれのものだと言いながら石を投げてきました。逃げるコウを夏芽は追いかけます。軽やかに森の中を走り回ってコウは去っていきます。
ある日、夏芽はコウに自分の写真集を見せます。よくわからないけれど夏芽はコウに対して対抗心を抱いていました。そして、惹かれてもいました。その時、二人は初めてキスをします。写真集を撮ったら満足したと言い、町に残ってもいいと思うようになる夏芽でした。「コウちゃんがいてくれたら、それでいいもん」夏芽はそう言います。コウは力があったら使いたくないのかと問うのでした。
コウは自分の数珠を夏芽に渡します。「守ってくれるから」とコウは言います。こうして、コウと夏芽はお互いの気持ちを深め合う日々を送るのです。

あらすじ3【事件】

地元の伝統行事である火祭りの日、夏芽はコウと一緒に会場へ向かいます。火祭りは女人禁制でコウも参加します。火祭りをするコウを目で追いかける夏芽です。すると、そこへ、夏芽の祖父が倒れたから来てくれ、と男性が伝えに来ます。男性と一緒に走る夏芽とカナはすれ違います。その瞬間、火祭りに参加していたコウの数珠がはじけて飛びました。コウは祭りを抜けて、夏芽を探しに行きます。
夏芽を連れ出した男性は、あづまやの宿泊客で、実は夏芽がモデルデビューした頃から夏芽に想いを寄せていました。男性に車で連れていかれ、襲われそうになった夏芽は車から飛び出し川へ走ります。そこで駆けつけたコウが夏芽を見つけるが、背後から来た男性にコウは殴られるのでした。後を追ってきた男性に再び襲われそうになった夏芽を助けたのは、コウではなく町の人達でした。

ネタバレ結末【前に進む】

高校生になった夏芽は、火祭りの日に起こった事件以来、暗い表情です。事件は未遂だったが、世間ではレイプされたと扱われていました。夏芽が通う学校の生徒も皆、その話を疑わず、悪い噂ばかりをしていました。そんな中で、カナと大友は違いました。
夏芽はコウとは全然会っていません。別れたのだと、離れることがお互い傷つかない方法だったのだと夏芽は言うのでした。夏芽を心配して寄り添う大友と話す時には笑顔を見せる夏芽です。ある日、町でコウとすれ違います。コウは柄の悪い人達と付き合うようになっていました。夏芽は、そんなコウのことを昔みたいに追いかけました。「私、コウちゃんのこと、ずっと待っていた」夏芽はそう言います。それに対してコウは「もうおれと関わらんで」と答えるのでした。
夏芽に前向きな言葉をかけ続ける大友と夏芽は付き合うようになります。大友は夏芽を支えようと寄り添います。そんな日を送る中、そろそろ芸能界に復帰しないかと広能から電話がかかってきます。広能は夏芽に会いに町へも来ました。
夏芽は、神社でお祈りをした帰りに森でコウと会います。喧嘩してボロボロなコウ。コウは夏芽に何もしてあげられないと感じていました。その後、夏芽は映画の仕事を受けることを決意し、大友と別れ、東京へ向かうことにします。そして、夏芽は芸能活動を再開するのです。
火祭りの日、会場には偽物の面をつけた人がいました。一年ぶりに、あの男が来た、森の小屋で寝ていた夏芽は、そんな夢を見た気がします。夢の中では、コウが助けに来てくれて、男と戦ってくれるのでした。しかし、それは夏芽の見た夢ではありませんでした。小屋にはカナも駆けつけていました。男は、コウが夏芽にあげたナイフを手にして自殺します。翌日の新聞に夏芽と並んだ写真が載ると言い残して。カナは夏芽に、明日、全部海に沈めると説明します。そして、「もう二度とコウちゃんと会わんで」と言うのでした。夏芽は、残酷な夢と思っていたものが現実であったと理解することになるのでした。
豪華な授賞式で最優秀女優賞を受け取る夏芽は、スピーチをしながら浮雲町で過ごした日々のことを回想します。そして、夏芽は、前を進み続けて、コウのことを思い出そうと誓うのでした。

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この記事を書いた人

読書好きブロガー。とくに夏目漱石が大好き!休日に関連本を読んだりしてふかよみを続けてます。
当ブログでは“ワタクシ的生を充実させる”という目的達成のために、書くを生活の中心に据え(=書くのライフスタイル化)、アウトプットを通じた学びと知識の定着化を目指しています。テーマは読書や映画、小説の書き方、サウナ、アロマです。

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