映画『にがくてあまい』のあらすじ・ネタバレ結末【←オーガニックラブコメディ】

▼この記事はこんな内容が書かれています。
1.映画『にがくてあまい』の詳細なあらすじ・ネタバレ結末
2.映画『にがくてあまい』のキャスト紹介
たかりょー
こんにちは、シネコンスタッフ歴5年・年間100作以上映画をみている、ちょ〜映画好きのたかりょーです。

『にがくてあまい』は2016年に公開されたロマンチックコメディ映画です。

本作を一言であらわすなら「オーガニックラブコメディ」

男性に恵まれず、極度の野菜嫌い+部屋がきたない+私生活がだらしないのキャリアウーマン江田マキと、料理上手で菜食主義だけど同性愛者の渚。

まったく対照的であるふたりがひょんなことから同棲することになり、楽しくもにぎやかな同居生活がはじまる。

ストーリーが独特ですし、なんかすごく期待できる!って内容です。

主演は川口春奈さんと林遣都さん。

二人のコミカルな演技にも注目です。

目次

映画『にがくてあまい』のあらすじ詳細

それでは本題の映画『にがくてあまい』のあらすじをご紹介しますね。

本作の上映時間は96分です。

映画全体を4つに分割すると以下の通りになります。

起:【マキの一目惚れと強引な提案】

承:【渚とマキの同居生活】

転:【新たな同居人、そして、渚の抱える辛い過去】

結:【家族と和解するマキ、兄の事を乗り越える渚】

それぞれ詳しく解説していきますね。

あらすじ1【マキの一目惚れと強引な提案】

広告会社に勤めるマキはバリバリ働くキャリアウーマン。食事はゼリー食品で済ませるのが日課となっていました。そんなマキは、会社が担当する事になったC Mを任されることになり喜ぶが、C Mの詳細を見るとゴーヤーを宣伝するもので、野菜嫌いなマキは思わず強張ります。同僚からご飯に誘われても、見せられた店のチラシに有機野菜と書かれているのに気づくとすぐに、彼氏はいないにも関わらず、彼と部屋の内見があるからと嘘をつき誘いを断ります。
その夜、行きつけのバーで飲んでいたマキは、店主でオカマのヤッさんに、会社では仕事ができ、彼氏とも順調な出来る女のイメージを作っていると話します。そこへイケメンが来店し、マキは思わず見惚れます。だが、イケメンが野菜を運んでいるのを見て、野菜に強い怒りを示し「野菜のばか」と叫びマキは倒れます。
自分の部屋で目が覚めたマキは、散らかり放題だった部屋が綺麗に片付けられているのを見て驚きます。キッチンへ行くと、あのイケメンが料理を作っていました。男が見ていない隙に、カバンから名札を取って、彼は片山渚という名の高校教師だと知ります。そんな渚がマキに振る舞ったのは野菜のスープでした。思わず強ばるマキだが、恐る恐る口にすると、美味しく感じたのです。
ヤッさんに頼まれて酔い潰れたマキを連れてきただけで、自分は女より男がいいと告白した渚は帰ろうとするが、それを聞いてもマキは引き下がらず、さっき取った渚の名札を使って脅迫し、一緒に住もうと提案します。そうして、渚の家でマキは一緒に住むことになります。

あらすじ2【渚とマキの同居生活】

渚は一緒に住む条件として、ご飯は渚が作り、マキは残さず食べることを提示します。そして、渚は野菜しか食べない事も打ち明けます。

弁当も渚が作る事になり、弁当を持ってきている様子を見ていた同僚には、彼氏が作ったのだと言い、同棲を始めたとマキは誤魔化します。

その日の夕食は野菜カレー。野菜じゃないようで魔法みたいと驚き、喜んで食べるマキ。そんなマキは、ゲイだと知りつつも依然として渚の事が気になります。ネットでゲイと付き合う方法を調べてみるも、どの回答も役に立つものではなく、スーツを着て男装してみても効果はありません。

渚の自宅にマキの実家から荷物が届き、送り主を見て渚は驚きます。マキの実家は超人気有機農家でした。マキの父は脱サラして農家を始めたため、最初の頃は苦労も多く嫌な思い出がたくさんあるため、マキは両親と仲良くなく、野菜が嫌いな理由もそれにありました。そう打ち明けるマキに渚は、苦い思いは料理して栄養にしちゃった方が楽な時もある、そう言います。

マキが担当するC Mに出演依頼されているアイドルの青井ミナミは、女優を目指しているがネットの厳しいコメントを見てイライラしています。青井はC Mのオファーを断り、上司からの圧力もある中、煮詰まるマキです。その日は、渚の作ったお弁当も完食せず帰ります。渚は家のテーブルにあったマキの企画書を目にします。

任された企画に関して上司に叱られたため、渚が帰宅した時には仕事がダメで酔っ払っているマキがいました。渚に突っかかり、どうして冷たいのと問うマキに、渚はよく頑張っているよと慰めの言葉をかけます。マキが一緒に住む事を承諾した理由を聞くと、渚は、マキが美味しそうに食べて、見ていて嬉しくなるからだと答えます。そうして、片山を抱きしめて泣くマキでした。

渚はゴーヤーの冷やし茶碗蒸しを作り、マキに食べさせます。マキは嫌いなゴーヤーを美味しく食べる事が出来ました。渚に作り方を教えてもらい、マキは作った茶碗蒸しを持って青井ミナミに会いに行きます。ゴーヤーが苦手だからC Mに出演してくれないと思ったマキは、苦手なものは克服するべき、そこに新しい道が開けるから、と伝えるのでした。本当はゴーヤーが嫌いではない青井だが、マキの言葉を振り返り、茶碗蒸しを美味しく食べ、C Mに出る事を承諾するのでした。

あらすじ3【新たな同居人、そして、渚の抱える辛い過去】

ヤッさんのバーで飲みながら、渚はやはり男が好きなのかと嘆くマキに、渚はマキに心を開いていると言うヤッさん。話の流れで、ヤッさんは渚の心には兄の事がひっかかっていると呟きます。

ある日、渚は熱を出します。そこへインド帰りの立花と言う変な男がやってきます。立花は渚の兄のような存在で、男も女もいけるバイでした。渚の風邪が移り立花はしばらく居座る事になります。

そんな三人での同居生活が始まってすぐ、マキの部屋のタンスにある布団にキノコが発生し、風通しの管理を怠った雑なマキに渚は怒り、マキは家を出ていきます。一方、立花は渚の兄の墓参りに行くと言うが、渚は兄が発作で死んだのは自分が気付けなかったからだと思い、行きません。

元彼の家に行ったマキ。豪華な部屋で豪華な食事。しかし、高級料理を食べても美味しく感じないマキは、ここで住むつもりだったが渚の元へ帰ります。帰宅すると、渚の作る料理を泣きながら食べ、お互い言い争った事を謝るのでした。

食後、渚が入れた麦茶を飲むと、その味はマキがずっと探していた味でした。渚に聞くと、それはマキの実家から送られてきた荷物に入っていた麦茶だと答えます。

ネタバレ結末【家族と和解するマキ、兄の事を乗り越える渚】

渚が連れて行ってくれると言うので、二人でマキの実家に行く事になります。実家に着くと、渚は憧れの存在であるマキの父に会い興奮します。マキは母と話していると、荷物を送っていたのは父だと知ります。農業をする事になって苦労をかけた詫びで、立派な野菜を作る事がマキに対する誠意だと父は思っていました。

皆で食事をする際、母の頼みで振袖を着たマキ。父が買ったものの、マキは成人式前に家を出たのでした。食事中、野菜を食べられるようになったマキを見て驚く両親です。帰らなかったのは、家出したものの自立できていない自分が嫌だったからだと言うマキ。そんなマキに母は、帰ってきてくれてありがとうと言うのでした。

渚の元に立花から電話がきて、兄の墓参りに行くように促します。疲れて寝ていたマキを置いて先に帰る渚。今日は渚の兄の命日だと立花からのメールで知ったマキは、振袖のままバイクに乗り、渚を追いかけます。そして、二人で墓参りに向かいます。着いた頃には、日付は変わっていました。

渚と会って色々克服出来たマキと、マキや立花の存在もあって過去を乗り越えられそうな渚です。

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この記事を書いた人

読書好きブロガー。とくに夏目漱石が大好き!休日に関連本を読んだりしてふかよみを続けてます。
当ブログでは“ワタクシ的生を充実させる”という目的達成のために、書くを生活の中心に据え(=書くのライフスタイル化)、アウトプットを通じた学びと知識の定着化を目指しています。テーマは読書や映画、小説の書き方、サウナ、アロマです。

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