1.映画『ホタルノヒカリ』の詳細なあらすじ・ネタバレ結末
2.映画『ホタルノヒカリ』の見所
今回は映画版『ホタルノヒカリ』をご紹介しますね。
本作は一言、ドラマファンは必見の作品!ってことです。
ホタルノヒカリは、綾瀬はるかと藤木直人二人が主演を務めたラブコメ。
2012年当時、家でだらだらしている女の人が入れば「あッ干物女」って言われるほど、社会的に大流行した人気のドラマで、綾瀬はるかのこれまでのイメージが大きく変わった代表作でもあります。
なぜなら、彼女がダジャレ等使いまくるコメディ色を前面に出した作品はなかったからですね。
それでは早速記事にうつって参りましょうか。
映画『ホタルノヒカリ』のあらすじ【ネタバレあり】
それでは以下にて、ホタルノヒカリのあらすじをご紹介してきましょう。
もし映画をまだ見てない!って人はネタバレがあるので、注意してくださいね。
以下にて、あらすじの全体的な流れだけ、書いておきましょう。
あらすじ①【ドラマの続き!】
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あらすじ②【いざローマ!】
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あらすじ③【イタリア版干物女】
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あらすじ④【東西奔走】
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あらすじ⑤【続くドタバタ劇】(ネタバレあり)
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あらすじ⑥【莉央の悲しい過去】
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あらすじ⑦【周りを包む蛍】
それではそれぞれのあらすじを詳しく解説してきますね。
あらすじ①【ドラマの続き!】
映画の始まりは2012年の冬。写し出されたある家に住んでいるのは、真面目で誠実な誠一。
そして「干物女」と呼ばれる、外ではしっかりと仕事をできるのに家では全身をジャージに包んで、万年ゴロゴロとしている女。
それが主人公の蛍。
この二人は結婚して一緒に暮らしている。バカな事をする蛍と、それに真面目にツッコミを入れる誠一の掛け合いがとても微笑ましい。
そんな誠一には考えていることがあった。
それは結婚してからすでに2年が経つのに、新婚旅行に行っていない事だった。
イタリアに行こうと話すと、蛍はふざけたような返事ではあるが快諾してくれた。
しかしそれから仕事の都合やタイミングが合わず、気づけば季節は冬から夏になっていた、、。
あらすじ②【いざローマ!】
時間が過ぎたせいか蛍は私は干物女だから、海外など行きたくないし家でゴロゴロしたいと言います。
それにイタリアにはナポリタンはないんでしょ?と。
日曜の昼間から縁側でビールを飲むだけで何もしない蛍に誠一は、この女を海外に連れていくのは無理なんじゃないかと考え始める。
場面は変わりオフィスで話をする蛍と二ツ木夫婦。
その夫婦は、蛍と誠一がローマに行くと言ってからいっこうに行く気配もないからと自分達がローマに行ってきたようだ。
海外に行く気のなさそうな蛍に、その夫婦は誠一がイタリアが舞台である映画『ローマの休日』みたいな旅行をするのに憧れていたとこっそり教える。
しかしその日蛍が家に帰ると誠一はなにやらキャリーバッグの準備をしていた。
何をしているのか聞くと誠一は、仕事が入ったため一人でローマに行くと言う。
誠一は蛍に「蛍が行く気になるまで何十年でも待つことにした。」とそう言う。
その心の優しさに蛍は胸打たれ倒れ込みます。
蛍は必死に、私も一緒に行くと言い出します。準備するから待っててと。
しかしパスポートの期限は切れており、それに加えてプライベートでは海外旅行をしたことがないという蛍。
そしていざローマへ。パスポートを取り直したことが原因なのか、飛行機で二人は隣の席に座れなかった。
蛍の隣はイマドキな青年で、やたらに蛍を参考にしているのか真似をしているようです。
あらすじ③【イタリア版干物女】
ローマの空港に着き、誠一が仕事相手と会っている時、蛍は現地のタクシーの運転手に急に現地の言葉で話をされて焦る。
そこへ飛行機で隣だった青年が蛍の代わりに翻訳してくれた。
蛍と誠一は誠一の仕事の相手の車に乗せてもらう。
さっそく蛍のガイドで映画『ローマの休日』の名所を次々に巡る、すなわち聖地巡りのようなことをする。
何ヶ所か回った時点で、誠一は自分たちに『ローマの休日』のような過ごし方などできないだろうと言うと、蛍も納得。
そして旅の目的を失った蛍は、唐突に帰りたいと言い始める。
そんな蛍を誠一は呆れながらも二人は泊まる予定のホテルに到着。
蛍はさっそくいつも通り全身ジャージ姿になり近くの庭へ散歩に。
なんとそこで池の反対側に自分と同じようなダル着を来て前髪を上げている格好の女性を見つけ、大急ぎで誠一のもとへ戻った。
ローマにも蛍のような女性がいるのかと蛍と誠一はあ然とする。
その後誠一がホテルの人に聞いたりして調べてみた結果、その女性は冴木莉央。
日本からやってきて長い間このホテルに滞在しているらしい。
あの格好から推察する限り、イタリアの「干物女」と呼ぶべきだと誠一は言う。
あらすじ④【東西奔走】
ホテルで一息をついているとイタリアに居る日本人が誘拐された、と二ツ木夫婦から電話がある。
さらに二ツ木は人間誰にでも裏の顔があるからと意味深なことを言う。
蛍はそんなこんなで誠一のキャリーバッグの中を見てみようとする。
そんな蛍を後ろから見ている莉央。
しかしぐうたらな蛍はまぁいっか!と開けることを断念。
そんな蛍に莉央はしびれを切らし中を開ける。
するとそこには白い粉が詰まった袋が。。。
莉央はそれを覚醒剤だねと言う。
しばらくは笑いあっていた二人だったが我に返って二人は叫び声を上げた。
そこへホテルのメイドさんが来て、蛍は覚醒剤らしき袋を机の下に落ちていた菓子箱に入れようとします。
しかしその中には写真があり、そこには莉央と小さな赤ちゃんが写っていた。
これが莉央の探していたものでは?と蛍は思うがメイドに覚醒剤がバレないようにベッドに隠すことにした。
次の日ホテルに飛行機で隣だった青年がやって来る。
そしてさらにその青年は莉央の弟だったのだ。
優と名乗った莉央の弟はキャリーバッグが誠一のものと入れ違っていたと気づいて交換しに来たのだ。
結局なんやかんやがあり、莉央は誠一を嘘の婚約者、蛍を嘘の家政婦という話にしてしばらく優をやり過ごします。
あらすじ⑤【続くドタバタ劇】(ネタバレあり)
その一方でホテルでは掃除をしていたメイドさんが菓子箱をごみと勘違いして捨ててしまう。
その夜、蛍は先に部屋に戻って来るが誠一がいっこうに戻ってこない。
心配した蛍は電話を誠一にするが電話には誠一の仕事相手が出た。
莉央の訳によると高野は誘拐されたと言います。
蛍は警察に行こうとするがイタリアでは警察に通報はするなと莉央は言う。
蛍は寝ずに連絡を待つが連絡はなし。
心にぽっかりと穴が空いたような気持ちの蛍は、改めて本当の誠一のキャリーケースを開けた。
するとその中には純白のウエディングドレスが。
誠一の気持ちに気づいた蛍はドレスを着る。
それを見た莉央は申し訳なくなる。
そして語りだします。
実は誘拐されたというのは莉央による虚言だったのだ。
莉央から話を聞いてドレス姿のままで誠一を探し出そうとする蛍に莉央も着いて行くことに決め、ローマ各地を全力疾走する二人だった
あらすじ⑥【莉央の悲しい過去】
パーティーに参加していた誠一。
そこにやっとの思いでたどり着いた蛍はその場で告白。
ホテルに戻った二人の前に現れたのは優。
優が持っていた白い粉。
それは実は覚せい剤ではなく、姉が昔に作ってくれた白玉団子を忘れられなかったことにより持ってきた片栗粉だった。
そんな弟を嫌に思う莉央の横で蛍はあの写真について思い浮かび、部屋に戻るがすでに部屋は掃除された後だった。
外に出るとあの菓子箱はゴミとして捨てられる寸前。
拾い上げたと思った写真は写真は池に落ちてしまう。
慌てて拾おうとする蛍を莉央は止める。
莉央は面倒だと思い行かなかった旅行で夫と娘を事故で亡くすという悲しすぎる過去があった。
どうしても彼女を放っておくことができない蛍と誠一。
豪雨の中で写真を集める。
さらに、実は優は莉央が元気がないと聞いて自分が落ち込んでいる時作ってもらった白玉を今度は、優が莉央に作ってあげたいと思って会いに来たのだった。
皆からの優しさが心に触れ、莉央は初めて人前で感情を外に出して涙を流す。
なぜか蛍は彼女の泣いている姿を見てもらい泣きして涙を流す。しかも莉央以上に激しい涙を。
あらすじ⑦【周りを包む蛍】
ホテルの人達に見送られ、日本へ帰る二人。
しかし二人は新婚旅行でローマに来たはずが結婚式をまだしていなかった。
そして挙式は二人だけで行った。
その頃、莉央はホテルの前で物思いにふけっていた。
するとたくさんの蛍の光が莉央を包んで幻想的な雰囲気を醸し出す。
微笑む莉央の表情からは色々な感情が読み取れるような気がする。
そして無事帰国することができた二人。
いつものように縁側でビールを飲む誠一。
しかし蛍はビールは飲みたくないと言って水を飲んでいる。
つわりみたいな症状だなと二人は笑い、自分の部屋に戻って我に返る二人共。
二人は声を合わせて「つわり?!妊娠?!」と驚く。
二人の家にも多くの蛍が集まって、二人の未来を照らし出しているようだった。
ホタルノヒカリの見所をご紹介!【バカバカしさに心やされろ!】
それでは以下にてホタルノヒカリの見所を述べていきたいと思います。
見どころ①蛍(=綾瀬はるか)の魅力がすごい出てる
見どころ②藤木直人さんとの掛け合いの賜物
2つを詳しくみていきましょうか。
蛍(=綾瀬はるか)の魅力がすごい出てる
ホタルノヒカリを見るまで、僕は「世界の中心で愛をさけぶ」や「白夜行」のイメージが強くて、あまりコメディーができる女優さんじゃないかな?って思ってました。
でもでも!それは大間違いでした。
綾瀬はるか扮する蛍は、ぐうたらして、休日はほぼ家にいない(外に出ない)、ただ仕事となると抜群にこなす。
つまり
普段はゴロゴロ。でもいざという時はやる!という『ギャップ』。
ここが日本の女性にかなり受けたのでしょう。
また、自分の気持ちに嘘をつかずに、つねにまっすく正直なほたるが大好きだっていう意見も多いようです。
今回の映画でもその魅力は存分に出ています。
てか、映画のストーリーの中身は何もない。
でも綾瀬はるかのおとぼけというか、「まあまあ」って言いたくなる天然感がいい魅力を出しているな〜って感じです。
見所②藤木直人さんとの掛け合いの賜物
正直、映画の展開はなーんてことないんですよね。(これっといって大きな事件が起きる訳でもないんですし。)
でもドラマファンからしたら、別にドキドキハラハラの展開を期待はしてないんです。
じゃあ、何を?ってことなんですけど、一言蛍と部長のやりとりです。
ふたりの掛け合いを見るだけで、気持ちがほっこりするというか、温かい気持ちにさせられるんです。
この記事を書くために、映画・ドラマ含めてホタルノヒカリのレビューを色々と調べたんですけど、
「掛け合いのテンポが見てて心がほっこりする」
「ぶちょうとの関係に心が癒される」
「安らぎを感じる
という意見が、ストーリの良し悪し云々よりも、多かったです。
つまりホタルノヒカリは、ストーリーで楽しませるというよりかは、キャラクターの魅力がたっているということに何ですよね。
まとめ→ドラマファン必見の映画
映画をみて思ったのが、「今回はドラマファンに向けて作った映画だな」ってことです。
正直、ドラマをみていない人は、ほぼ劇中ではふたりの関係を振り返るってことがないので、「えッどういう関係だっけ」と首をかしげることが多々あると思います。
でもホタルノヒカリ、ホタルノヒカリ2とドラマがばりばり見てる人だったら、いつもの蛍と部長のやりとりに安心感というか、ほのぼのと穏やかな気持ちで見ることができますよ。