1.映画『8年越しの結婚』の詳細なあらすじ・ネタバレ結末
2.映画『8年越しの結婚』のキャスト紹介
『8年越しの結婚』は2018年に公開された奇跡の恋愛映画です。
本作を一言で表すなら「実話+純愛映画」です。
簡単な筋書きとしては以下の通り。
2カ月後に結婚するはずだった…でも婚約者麻衣が突然の病に倒れてしまう。
病気は重く数年間もの間、意識不明の重体。絶望の淵に立たされる尚志。
長い年月を経てやっと目を覚ます麻衣。
でも2人に新たな不幸が降りかかる…。
今回は『8年越しの花嫁 』のあらすじを丁寧に詳しくご紹介していきますね。
まだ映画を見ていない方の参考になれば嬉しいです。
映画『8年越しの結婚』主要キャスト・主要登場人物
尚志役→佐藤健
献身的に麻衣を愛する、尚志。
彼を演じるのは「亜人」の佐藤健。
8年間、麻衣を一途に待ち続け、彼女のことばかり思い続けている姿に感動します。
麻衣役→土屋太鳳
原因不明の病にかかり、これまで過ごした尚志との思い出=記憶をなくす麻衣を演じるのは恋愛映画に多数出演する土屋太鳳。
難病をなんとか乗り越えようと頑張る麻衣役に土屋太鳳さんはピッタリだな〜と個人的には思いました。
映画『8年越しの結婚』のあらすじ詳細【結末あり】
それでは映画『8年越しの結婚』のあらすじを紹介していきましょう。
上映時間としては119分(1時間 59分)です。
それを5つに分割してわかりやすい形であらすじをまとめていきますね。
あらすじ1【尚志と麻衣の出会い】
2006年3月17日。車の整備工場で働く尚志は、職場の先輩である室田に誘われ飲み会に参加します。麻衣は、堅い表情で静かに座っている尚志の様子が気になりました。
場所を変えて飲み会を続ける皆から離れて、尚志は一人帰路に着きます。麻衣はその後を追って飲み会中の尚志の態度を批判しました。すると尚志は「お腹が痛くて体調が優れなかった」のだと説明します。
納得した麻衣は皆の元へ戻るのだが、すぐに尚志の元へ戻ってきて、お腹を温める用にとカイロを渡しました。麻衣は、路面電車に乗った尚志に手を振りながら笑顔で見送ります。尚志は暖かい目で、そんな麻衣を眺めていました。
あらすじ2【幸せな時間、そして病気のはじまり】
スーパーの駐車場で待ち合わせをして、久しぶりに会う麻衣と尚志。ドライブをしながら麻衣は自分の事を話します。眺めのいいレストランに来て、はしゃぐ麻衣。車を止めてと尚志に言って、近くの釣り人に話しかけ一緒に釣りをし出す始末。そんな天真爛漫な麻衣といる事を楽しむ尚志です。
尚志は、麻衣が働くレストランへ行って麻衣が作った料理を食べたり、麻衣の実家へ行き、麻衣と麻衣の両親と雑談したり、麻衣と出会って以来、楽しい日々を送ります。クリスマスには、麻衣と一緒にスーパーで買い出しをして、尚志の部屋でささやかにクリスマスの雰囲気を楽しみます。
年明けに眺めのいい場所へ二人が赴いた際、尚志は麻衣に指輪を渡してプロポーズをするのでした。その帰りに、結婚式場の前を二人は通り結婚式の様子を眺めます。その時、尚志は式場にいたウェディングプランナーの人に声を掛け、予約したいと言い、二人の出会った日である3月17日に予約を入れました。
そんなある日、尚志が二人の思い出の写真を見ていると、麻衣は、そんな思い出は知らない、覚えていないと言い出します。麻衣を支えて車に乗ろうとした瞬間、麻衣は叫び出しました。恐ろしい幻覚を見ていた麻衣は、「やだ、怖い、助けて」と叫びます。麻衣の両親も待つ病院へ着いた頃も、麻衣は意味不明な事を叫び、ストレッチャーに乗せられて運ばれていきます。医師には、命は大丈夫だが麻衣はこのまま目を覚さないかもしれないと言われます。
あらすじ・ネタバレ3【懸命な看病を続ける尚志】
※以下よりネタバレあります。
冬が終わる頃になっても麻衣は目を覚めません。尚志は毎朝、仕事前に病院へ向かうなど麻衣の両親とともに献身的に支えます。その時から、尚志は麻衣の為に、ある事を始めます。毎日、携帯電話で動画を撮り、麻衣の携帯に送るのです。また、結婚式に関しても、尚志は同じ日の予約をお願いしますと担当のウェディングプランナーに頭を下げていました。
ある日、尚志は麻衣の両親に、麻衣のそばにいるのは駄目だと言われます。麻衣の両親は、尚志の人生を壊したくないから麻衣のことは忘れて欲しいと伝えます。そう言われてから初めて病院に寄らずに職場へ向かった尚志に、社長の柴田は声を掛け、島へ納品に向かうのに付き合えと言います。柴田に麻衣の両親に言われた事を打ち明ける尚志は、麻衣が辛い時にそばにいたいと言います。それを聞く柴田は、尚志の思いを応援するような態度を取るのでした。
再び麻衣のそばに現れた尚志に麻衣の母は問いかけるが、尚志の気持ちは変わりません。
あらすじ・ネタバレ4【麻衣が目を覚ます】
2008年になっても麻衣のそばにいる尚志。そんなある日、尚志がいつものように病室へ行くと麻衣が目を開けます。医師は、麻衣は元の状態に戻った訳ではなく、以前の事を全て覚えているとは限らないので辛抱強く待ちましょうと言いました。
2009年3月29日、麻衣は他の病院へ転院し、少しずつリハビリも始まり、尚志も麻衣の両親とともに麻衣を支える日々になります。
2012年3月11日、「お母さん、あの人今日来る?」尚志の事を「あの人」と言う麻衣。麻衣には隠している事がありました。二人きりになった時に尚志は「僕の事覚えてない?」と聞くと、麻衣は頷くのでした。
麻衣は尚志の事だけ覚えていないのです。麻衣は、思い出せるように頑張ると伝え、それ以来、思い出す努力をするのでした。
ネタバレ・あらすじ5【尚志の努力→麻衣との思い出を取り戻すために…】
尚志は、麻衣との思い出を細かく伝えてあげたり、麻衣は母に連れて行ってもらいながら尚志との思い出の場所を訪れたりします。
そんな日を送る中、麻衣は一人で尚志のアパートへ向かいます。大雨の中、濡れながらも車椅子を漕ぎ続ける麻衣でしたが転んでしまいます。尚志がそれを発見しますが、麻衣は思い出せないと自分の不甲斐なさを強く嘆くのでした。
その後、尚志は記憶を無くす前、麻衣にプロポーズをした場所へ連れていきます。
そこで尚志は辛い告白を麻衣にします。
もう思い出すような無理しなくて良いよ、もう会うのは止めようと伝えます。
なぜなら尚志は 、自分を思い出そうと努力する麻衣を、「これ以上無理をさせていはいけない」と感じたからです。
その言葉に麻衣は頷きます。
ネタバレ結末【二人が決めた未来-8年越しの結婚式】
柴田と納品のために訪れた島の整備工場で働くようになった尚志。その頃、順調に回復した麻衣は実家に戻り、自分の携帯電話を見つけます。しかし、暗証番号が分からず開けられません。
そんな麻衣は、ある日、尚志がずっと予約していた式場の前を通り、担当のウェディングプランナーと会い、尚志が3月17日を予約し続けていた事を知ります。麻衣は携帯電話を取り出し0317と暗証番号を打ってみると開きました。そこには526件にもおよぶ尚志からのメッセージがありました。
尚志の元へと向かった麻衣は、校庭にいる尚志を見つけ、ずっと待っていてくれた尚志への感謝の気持ちや、まだ思い出せないけど尚志の事をもう一度好きになったと伝えます。
尚志は「俺は、ずっと好きでした」と伝えました。尚志は車椅子から立つ麻衣を支えながら、麻衣は尚志に寄りかかりながら歩きます。「歩こう、一緒に。これからもずっと」尚志はそう言いました。
尚志と麻衣は出会って8年目に、同じ日の3月17日に結婚式を迎えたのです。
それから半年後…
二人の間に無事に子どもが産まれ、いくつもの困難を乗り越えながら、家族としての幸せな第一歩が始まったのだ。
困難を乗り越える二人の姿に感動間違いなし
映画『8年越しの結婚』は、これでもかというほど、尚志と麻衣の二人に困難が降りかかります。
結婚式の前に難病→意識不明の重体→記憶喪失→辛い別れ
映画を鑑賞している側にすぎない僕ですが、なんか他人ごとと思えないくらいつらんです。
それこそまるで自分のことのように思えちゃって、心がグイグイえぐられますし、泣きたくもなっちゃうんですよね。
でも数多くの困難を乗り越えようと懸命に頑張る尚志と麻衣の二人をみていると、応援したくなりますし、勇気さえをもらえるような気がしました。